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1.キハダ
- 心辺材の区分は明瞭。辺材は白黄色、心材は緑色を帯びた黄褐色。比較的軽いが、適度に堅質である。水湿には強い。加工性に優れ、木目が非常に美しい。
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2.カツラ
- 辺心材の境界は明瞭で、辺材は淡い緑黄色。心材は褐色。ホオと性質が良く似ており、やや軽軟材で、木質は密。加工は容易である
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3.オニグルミ
- 辺心材の区分は明瞭で、辺材は灰白色、心材は褐色を呈す。木肌はやや粗いが、表面仕上げは良好。切削などの加工は容易。粘りがあり、狂いは少ない。
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4.クリ
- 辺材は狭く、褐色を帯びた灰白色。心材は褐色。材は重硬で弾力に富む。水湿によく耐え、材の保存性は極めて高い。材はタンニンを多く含み、年数が経つと濃くなり黒褐色に変化する。
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5.ナラ
- 辺材は灰白色、心材は暗灰褐色。柾目面に虎斑(とらふ)が現われる。材は重硬で、切削などの加工は困難。重硬な分、強度は他の木材よりも高い。
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6.タモ
- タモ材は現在人気のある木材で多くの家具に使用されている。材質は硬く狂いも少なく加工しやすい材。プロ野球選手が使っている木製バットにはタモが使われている。
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7.ニレ
- 辺心材の境界は明瞭で、辺材は黄白色、心材は淡褐色。木目は明瞭で美しい。材は、やや重硬。木理は、ほぼせ通直。ねばりがあるので曲木に適する。
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8.セン
- 辺心材の境界は明瞭で、辺材は淡黄白色、心材は淡灰白色。材は、軽く軟らかく加工がしやすい。家具材、下駄材、合板材、造作材として用いる。
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9.トチ
- 全体に淡い紅黄白色から淡黄褐色を呈する。材面には絹のような光沢がある。木質はやや軽軟。木肌は緻密で、表面仕上がりは良好。加工性はよい。
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10.ケヤキ
- 辺材と心材の区分は明瞭で、辺材は灰白色で心材は黄褐色。材はやや重硬で、耐湿・耐久性に優れる。日本の広葉樹の中で第一の良材として古くから幅広く用いられている。
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11.イチョウ
- 全体に淡黄色を示す。材は緻密で美しく加工し易い。全体に均質で、狂いも少ない。天井板などの建築材、漆器木地などに広く使われている。
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12.ヤナギ
- 心材と辺材の色の違いがあり、前者は淡褐色から淡桃褐色で、後者は白色。軟らかく、かつ、肌目が精なため俎板あるいは裁縫の裁ち板等に使われている。
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13.カエデ
- 色調は全体にやや赤みを帯びた白色から淡紅褐色。木質はやや重硬。表面の仕上がりは良好で、材面には絹のような光沢がでる。粘りが強く曲木に適する。
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14.ブナ
- 辺材は淡い黄白色ないし淡紅色で、偽心材は褐色ないし紅褐色。その他の樹種では難しい曲木にし易い性質があり、曲木家具の代表的な木材一つ。
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15.アサダ
- 辺心材の境界は明瞭で、辺材は褐色を帯びた白色、心材は紅褐色を呈す。木質は重硬で、材の保存性は中程度。木肌は緻密で光沢があり、表面仕上がりは良好。
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16.エンジュ
- 辺心材の差はきわめて明瞭で、辺材は狭く黄白色、心材は暗褐色を呈し、老樹になると濃暗褐色になる。材はやや重硬で、強くねばりがある。心材は腐れや割れが入りにくい。
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17.サクラ
- 辺材は淡黄褐色ないし黄白色で、心材との差ははっきりしている。木材はやや重硬。年輪はやや明かで、肌目は精です。木材の保存性は高く、加工はし易いとされている。
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18.ハンノキ
- 辺心材の境界は不明瞭で、辺材は淡い黄褐色、心材は灰褐色を呈する。重く、やや硬い木材。家具や内装用材に使われている。
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19.ホオノキ
- 辺心材の境界はほぼ明瞭で、辺材は灰白色、心材はくすんだ緑灰色。材質は緻密で均質。軽軟材で、切削などの工作は極めて容易。
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